ベビーシッターを利用する際の注意ポイント
働くママが増え、ベビーシッターサービスも広がり、徐々に定着しつつあります。インターネット上で個人のベビーシッターと家庭とをマッチさせるサイトも多数でてきています。一方で、事故も発生しており不安に思う親も多いのが現状です。今回は、ベビーシッターを利用するときの注意ポイントをお伝えします。
1.はじめに情報収集
“信頼できるか”という視点が最大のポイントです。料金が安い、気楽に頼める、予約方法が簡単だという理由ばかりで選んではNGです。情報を集める場合は、区市町村の情報や公益社団法人全国保育サービス協会に加盟しているシッター会社のリストなどを活用するのがよいですね。
2.事前に面談
子どもを預ける前に、シッターと面談できることが望ましいです。最近はインターネットで簡単にシッターを予約できるサービスが増えています。子どもを預かる方針や心構え、危機管理について質問し信頼できる人かを見極めたいところです。やむを得ない場合はネット上でのやりとりでもいいですが、面談して表情や話しぶり、態度を確認できることは大きな安心材料になります。
3.シッターの身元を確認
実際に預ける際には、事業者名、シッターの指名、連絡先、登録証や保険を必ずチェック。緊急連絡先はシッターの携帯電話であることも多いですし、個人のシッターの場合は保険に入っていないこともあります。万一に備えて、必ず確認しておきましょう。
シッターの身分証明書のコピーをもらうようにするのがおススメです。シッターが保育士や資格を持っている場合は、登録証等の提示を求めましょう。
4.保育場所の事前確認
自宅以外で預かってもら場合は、事前に保育場所を見学しておきましょう。初めての場所は子どもには不慣れな分、事故などの危険が大きくなります。子どもの保育に適切な場所であるかを確認しましょう。
5.シッティングチェック
シッターに預けている間も、子どもの様子を確認するために電話やメールをするなどコンタクトをとるようにしたいものです。預けている様子をテレビ電話で見ることができるようなサービスも増えました。ぜひ活用してみてください。
6.緊急時に対応できるようにする
子どもの体調が急変したり、大きなケガをしたなど緊急事態が起こった際に、シッターからすぐに連絡を受けることができるようにしておきましょう。職場の連絡先や外出先などシッターに伝えておくと便利です。
7.保育中の子どもの様子を聞く
お迎えに行った際に、保育の様子を教えてもらいましょう。何をして遊んだのか、トイレに行けたかという子どもの様子について報告を受けましょう。
8.不満や疑問は率直に伝える
シッターや保育内容に対する不満や疑問がある場合は、シッターを派遣した事業者等に伝えます。不満や疑問を率直に伝えることで、次回からのサービス改善につながります。
いかがでしたか? シッターは、いつも一定の保育の質を確保するのが大変、よい人材を探すのが難しいというデメリットもありますが、時間の融通がきいたり、突然のことに対応してくれるのが大きなメリットです。
ポイントをおさえて安心して利用できるとよいですね。
【参考文献】
・「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」厚生労働省・「加盟会社のご案内」公益社団法人全国保育サービス協会