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こどもはつらいよ
教育

こどもはつらいよ

教室を主宰していて言うのもおかしいが、東京の子どもはどうしてこんなに忙しいのだろうと思う。というのもイマドキの小学生は、月曜日から金曜日(私立では土曜日まで)まで毎日学校に通い、その後は音楽系に運動系、さらには学習系の習い事と、盛りだくさんの「ザ・無駄のない有意義な放課後」が待っているからだ。

子どもの習い事の数、いくつが目安?

最近の動向を見ると、小学1年生2~3つの習い事は「ごく普通」で、多い家庭は週5~6つ掛け持ちし、1日に2つの習い事のハシゴもするというので、親の送迎なくてはもはや成り立たないスケジュールになっている。費用もさることながら、何より子どもの遊びの時間が全くない。でも発想の転換をすれば、“習い事での学びそのもの”に楽しみを感じられれば、それがその子の遊びとして成立する。少なくても親はそう願っている。また、昨今の学習系習い事の誘いフレーズには、「遊びながら〇〇できるようになる」という外国式のスタイルが多く、旧来(日本式)の忍耐強く繰り返す方式のスタイルで学んできた親世代は、それにググッと心を惹かれる。

1年生はまだよくわかってない…2年生あたりでお疲れのサイン

実際、放課後も忙しい子どもたちは、学校でどんな様子なのだろうか?筆者がいた小学校は教育熱心な家庭も多く、小学校1年生から複数の習い事を淡々とこなす子どももいて、当時は感心する一方、心の底で少し危惧は覚えていた。(燃え尽きないといいけれど…)と。

そして2年生になる頃から、習い事のスケジュールに疲れを覚えるようになるのか、そういった子には日中疲れた表情が増える傾向がある。「どうしたの?」と尋ねると、「う~ん、まあちょっと」と、大人っぽい回答の後に、「今日〇〇〇があるから、朝練習してから学校来たから疲れちゃって」と言う。すごい。登校前に習い事の練習をこなしてから来ているのか、とその強い意思に感嘆すると、「でも、毎日毎日…疲れる」そう吐き捨てるように呟くと、その子は教室の机にゴロンと頭をのっけて、しばし休憩モードに入ってしまった。2時間目終了後の中休み、皆が校庭でワーワーと元気に遊ぶ時間帯の出来事である。真面目な子だからこそ、全て一生懸命にこなそうとしているのだけれど、(でも、つらいのね)と、その時は感じた。

効率的な習い事で、子どものつらさは半減できるか?

こうした「忙しすぎる小学生」たちの救いなのか、送迎の負担軽減という観点でママの救いなのか、最近の民間学童クラブでは、保育時間内に英語、学習、工作、運動、音楽等をオプション形式に申し込み、全てその場で済ませられるので大盛況だという。

こうしたサービスによって、子どもの習い事疲れが軽減されるならいいと思う一方で、日中の子どもの本当の姿も知ってほしいと思う。

子どもたちに聞いてみたい。本当に放課後したいこと何ですか?

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>>