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ソーシャルスキルの大切さ
子育て

ソーシャルスキルの大切さ

ソーシャルスキルとは、学校や会社などにおいて、自分の感情をコントロールし、相手や周囲の考えや感情などを理解できることで、その場その場の状況にふさわしい行動がとれる能力のことをいう。

周囲を見渡してみると、やはりコミュニケーション上手な人はソーシャルスキルが高い人が多い。「立ち回りがうまい人」や「空気が読める人」も、同様ではないかと思う。
一方、ソーシャルスキルが身についていないと、集団生活上は苦労することは多いもので、実際に人との関わり方がうまくわからないために、周囲から見れば些細なことでも本人には大きく影響してしまい、いじめの対象や不登校になったり、同僚たちとうまく仕事ができずに会社を退職してしまったり、というケースもあるようである。

自然と身につかない人もいる

ソーシャルスキルをきっかけに起こるトラブルは、学校では対教師や対友達との関係が多く、例えば授業中にも関わらず歩き回ってしまったり、私語が止まらず一方的に話してしまったりなどがある。また、相手の気持ちを察することができず、人間関係がギクシャクするなどがある。大人になったことで自然と身につく人もいれば、社会人になってもなかなかそうではない人もいるので、やはり幼児期・学童期からの適切な働きかけが将来に影響することは、意外と知られていないようである。

その人を取り巻く“環境”が育ててくれる場合も

元々は、多くの人(兄弟姉妹、祖父母、親戚、いい意味でお節介を焼いてくれるご近所の隣人など)と関わる過程の中で、実践的に身につけていったソーシャルスキル。
ところが、現代は一人っ子も多く、核家族で両親共働きの世帯が増え、さらにはご近所の人々も他人様の子どもに対し、「それはダメだよ!」「そういうときは〇〇するんだよ」などと、気軽に声もかけにくい時代にもなってきたことで、ますます社会経験が減ってしまっている。
しかし、ソーシャルスキルは人との関わりの中で学ぶのが最も効果的なことも事実。
特に、子どものうちに身に練習して身につけておくことで、就学後もスムーズに過ごせるようになる。

親子ができるソーシャルスキルトレーニング

そこで家庭でもできることとして、親子で場面ごとの対応を「お芝居形式」で演じることで、子どもも楽しく学ぶことができる。また、さまざまなシチュエーションを表した絵に、漫画のような吹き出しをつけて、「この人は、どんなことを言っているかな?」と、状況や感情について考えさせるのも、子どもには面白い課題になる。
大人には「分かって当たり前」でも、子どもには分かっていないことがまだまだたくさんある。そんな再発見を通して、親子でソーシャルスキルトレーニングを楽しんでみてはいかがだろうか。

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>>