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びっくり、電動アシスト付ベビーカーは軽車両?!

昨日びっくりするニュースがTwitterで流れてきた。
電動アシスト付ベビーカーは軽車両だと経産省が発表したというのだ。

正確には、「電動アシスト機能を付加した6人乗りのベビーカー」が軽車両に分類されるという。実際の発表は以下のリンクから見ることができる。

電動アシスト付ベビーカーに関する道路交通法及び道路運送車両法の取扱いが明確になりました~産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」の活用~

ちなみに、「電動アシスト付き6人乗りベビーカー」というのは都会ではよく見る、子供をたくさん乗せて運ぶあの乗り物だ。

軽車両ということは、法律上歩道ではなく車道を走ることが原則となる。Twitterでは、当然のことながら怒りの声が多数上がっていた。「あまりにもお役所仕事だ!」という批判や、「大事故になる前に撤回してほしい」などパッとニュースを見ただけなら当然の反応がそこには溢れていた。

一瞬にして炎上したこの問題だが、実は経産省が悪い訳ではないのだ。経産省のリンクをよく読むとこの件は「「グレーゾーン解消制度」の活用実績」だよ、ということが強調されて表記されている。ではこの「グレーゾーン解消制度」とは何かというと、新しい製品や事業を始める前にあらかじめ規制適用の有無について、政府に照会できる制度だと説明されている。

ここまで読むと、なんとなく分かってきた人もいるだろう。つまり、経産省が何か新しいことを決めたのではなく、ベビーカーのメーカー側から確認を求める照会があり、現行の法律にもとづいて「電動アシスト付き6人乗りベビーカー」の仕様を判定した結果、軽車両に分類された、という話だったのだ。

誰が悪いと決める話でもないが、あえて言うならば作る前に確認を取らなかったメーカー側の責任だろう。

ともあれ、明確に「電動アシスト付き6人乗りベビーカー」が軽車両だと判断されたのでメーカーとしては何かしら対策を行う必要が出てくるだろう。普通に考えてベビーカーが車道を走るのはあまりに危険だ。ある話では少しサイズを縮めるだけで軽車両の枠からは外れる可能性があるというし、自転車のように法律が有名無実化する前に動いてほしいところだ。

この問題で改めて感じたのは、SNSが発展している今は文章での伝え方が非常に重要な時代なのだということだ。今回は経産省の文章が誤解され被害を受けた側という形だが、そもそも誤解を受けないような文章にすべきだったのではないだろうか。文章とは一見自分が一人で書いているだけのように思えるが、WebやSNSで文章を発信するということは数万人が行き来する道端で大声で演説するにも等しい、国の1機関の発表ならなおさらだ。

1つの言葉や文章が、多くの人に影響を与えることは力でもありリスクでもある。こういった文章でちゃんと伝えるという技術をきちんと身につけることがこれからの時代には必要なのかもしれない。

この記事を書いた人 二郎重範 口下手でほとんど人と話さなかった少年時代を過ごし、社会人での経験や結婚を通して人の繋がりの大切さを知る。ベンチャーや大手企業をわたり、ある時、良いチームとの出会いとそのチームが崩壊するまでを経験。その時から人の繋がりについて真剣に考えるようになる。一児の父。 二郎重範の記事をもっと読む>>