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魔訶不思議なマウ女の世界
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魔訶不思議なマウ女の世界

何年か前に、女の「マウンティング」がテーマのファッション業界を舞台にしたドラマがヒットし。あれはまさに摩訶不思議な「ザ・女子」の世界を描いたものだ。
いや、正しく言えば女の足の引っ張り合い場面は昔からあったが、その行動を「マウンティング」というキーワードで形容し、それをテーマとしてもってきたのは、あのドラマが最初ではないかと思う。

「マウンティング」とは、人間関係において「自分の方が優位」であることを主張して、一方的に他者に対しアピールすることを指すもので、要するに群れの中の序列確認行動だ。平たく言えば、互いへの格付けである。

そして、マウンティングし合う女子のことを「マウ女」という。
自分の学歴や仕事のキャリア、恋人や夫のステイタス、ファッションや持ち物、居住地(持ち家か否かを含む)、子どもの学校ランクまで、ありとあらゆる物事がマウンティング対象となる。

そう、ファッション業界だけでなく、学校、職場、ママ友……。とにかく女が多数集まる場には、多かれ少なかれマウ女は存在するのだ。
ママの世界一つとっても、どの塾に行っている、どのピアノ教室やバレエ教室に通っている等々、比べることは止むことがない。

それにしても、マウ女たちはすごい。
マウンティングし合いながらも、付き合いを止めないのだから。
泣いても笑っても、歓喜しても落ち込んでも、一緒にいることを止めないのは、まるで「比較し合う」行為そのものが、ある種の荒手のコミュニケーションのようにもなっている。
本来、動物の世界ではマウンティング行動はオスのものではなかったかと思うが、脳が他の動物よりも大きく発達したヒトは、オスばかりでなくメスもマウンティングするのだ。

ふと、高校生時代を思い起こすと、自分が学年女子の中ではマウンティング候補にもならない、イケてない女子だったことを思い出す。
華やかな同級生女子たちとは共通の話題もなく、地味で、女子グループの中では気を遣い合うこと自体が苦手だった記憶がある。
ところで、あの最上位のマウ女たちは、今頃どうしているのだろうか。
まだキラキラしているのだろうか?
あの時の格付けは、今も同じなのだろうか。
あの時の格付けが、20年を経た今、どのように変わったのかをちょっと覗いてみたいと思ってしまう私にもまだ女子の部分が残っているようだ。

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>>