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起業した友人たち
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起業した友人たち

私の周囲では、大手教育出版で勤めていた時代の同僚が多数起業している。
もちろん私もその一人だ。
社内で身に付けたスキルを活かしてイラストレーターになった人、編集プロライターになった人。前職とは全く別の仕事を選んだ人もいて、例えばマクロビ料理教室を開いた人、コーチングを始めた人等々、同じ会社にいたが進んだ道は多岐に渡っている。

ただ、こんなことを言っては失礼かもしれないが、収入面のことを考えると恐らく誰も前職時代を上回っている人はいない。福利厚生だってない。それに仕事量も不安定だ。自分の好きなように仕事は選べる自由はある一方、選り好みしているとあっという間に依頼してくれる人やお客様がいなくなる。
つまり、仕事がなくなってしまうのだ。起業した者にとって非常に恐いことである。
また、収入が下がるので、生活のレベルも見直しが必須にもなる。子どもがいれば進学先などにも影響を及ぼすこともある。もちろん、家族がいれば同意や協力ももらわなければ始まらない。そう、起業とは、想像以上に困難なことばかりなのである。

では、なぜ彼女らは起業したのだろうか。
それは、『自分の成し遂げたい夢』があったから。
収入が下がり生活が変わったとしても、自分の人生で絶対にやりたい夢が見つかったからだ。
彼らと会うと「企業勤めの方が楽だった。今は大変だ。」という話になる。でも誰一人、起業したことを後悔はしていない。「こんな仕事をしている。」「お客様から嬉しいコメントがもらえた。」など確実に一歩ずつ前に進み、そして輝いている。

私はと言うと、もちろん収入は比べ物にならないほど下がった。でも、その代わりに子どもや家族のことを考え、行動できる時間が増えた。
それだけで幸せ感は違う。
そして、自分の幅が広がったように思う。
以前より、周囲や世の中の動きに対し、よりアンテナを張るようになったからだ。ライターとして間違えたり古い情報をお伝えしたりする訳にはいかないので、フレッシュな情報と感覚を身に付けたいと思うようになった。今まであまり読まなかった医療系やファッション雑誌なども手に取るようになった。
おかげで、ママ友と話す際も話題に事欠かないし、自分に自信がついたように思う。
原稿締め切り間際になるとピリピリして家族に迷惑をかけることもある。でも私がやりたいことをして、イキイキしている姿を子どもたちに見せられて良かったと思う。

ここまで読み進めていただき、『それならば私も起業しよう❗』と思ったあなた。
少し冷静になってほしい。そして、これだけは予め知っておいてほしい。
企業に勤めるのとは違い、起業は「孤独」だということ。
たとえ、友人と一緒に起業する場合であっても、先の見えない薄暗いトンネルを通る感覚は変わらないだろう。
だから、チームでワイワイ楽しくやりたい人には個人的にはお薦めしない。
それでも『私はやりたい』と思える夢がある人は、ぜひ起業を考えてみてはどうか。

この記事を書いた人 まちださやこ 大手教育出版社出身の編集者@株式会社子育て研究所、保育士の資格をもつライター。2児の母。 まちださやこの記事をもっと読む>>