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【連載】奇跡の連続!子どもを授かり無事に出産すること Part10~いよいよ出産~
家族 家族 2017.08.16

【連載】奇跡の連続!子どもを授かり無事に出産すること Part10~いよいよ出産~

安産に向けておさんぽ、お散歩…

出産予定日の8週間前に産休に入りました。やっとここまできました。
その日から、毎日お散歩です。出産には体力が必要とのことで毎日1時間半から2時間は歩きました。
夏の終わり頃でしたので、昼間は涼しいデパート内の階段を上り下り。夕方は赤ちゃんに話しかけながら川沿いを歩きました。

その他にも、出産が進みやすいようにと助産師さんに教えていただいたスクワットやストレッチなども取り組みました。キツイと感じることもありましたが、夢に見ていた妊娠・出産を実感し嬉しさの方が勝りました。
どんどん大きくなるお腹。ぐにゃんとお腹の中で赤ちゃんが動く感触。赤ちゃんに歌ったり話しかけ幸せな毎日です。

出産予定日まであと5日、検診です。出産は1週間は先になりそうとの見立てを言われました。「早く会いたいのに、お散歩やストレッチも頑張っているのになんで出てきてくれないの」と涙が出ました。

「陣痛はまだ?」コール

出産予定日2週間前から、両親・親戚・友人から「陣痛はまだ?」と連絡がくるようになりました。出産本で読んでいたあるあるです。最初は心配してくれていてありがたいなと思っていたものの、頻繁にくるためプレッシャーになってきました。ついに「陣痛きたら連絡するから!」と母にはキツく言ってしまいました。

陣痛はまだかなと一番不安に思っているのは妊婦です。みなさんの周りに出産間近の妊婦さんがいたら出産報告がくるまで連絡は控えてあげてくださいね。

破水、陣痛促進剤

出産予定日の深夜、破水しました。破水とは、わかりやすくいうとお腹の赤ちゃんが入っている水の袋のようなものが破れてしまって、水が外に出てしまった状況です。旦那さんと急いで病院へ向かいそのまま入院。破水後は自然に陣痛がくることが多いとのことで、ベッドでその時を待ちます。

なんたることや……。
結局1日待っても陣痛はこず、陣痛促進剤を打つことになりました。陣痛促進剤とは、陣痛がくるように人工的にしむける薬です。
徐々に痛みが増していき、耐え難い痛みに「痛い」と大きな声を出すほどに。正直、世の中のお母さんが耐えてきた痛みだから実は大したことないんじゃないかと甘く思っていました。しかし実際に体感し、意識が遠くなるくらい辛く苦しい痛みをみんな乗り越えてきたのかと頭が下がる思いでした。

長女誕生

「痛い」と叫びすぎ、医師に活を入れられた私。
その後は、陣痛の痛みも黙って耐え、必死でスクワットをして出産が進むよう頑張りました。何とか赤ちゃんと会いたい一心でした。

そして、そして、やっとのことで無事に長女が誕生したのです!
5時間半の安産でした。無事に生まれてきてくれ本当に胸がいっぱいになりました。
「ただ健康に育ってくれたらそれでいい」そう願いました。

妊活歴3年でやっと私達夫婦の元にやってきてくれた我が子。
初めて抱いた時の感触は今でも忘れません。

私達は、奇跡的に妊娠し、無事にお腹で育ち、出産まで迎えることができました。この奇跡の連続に感謝し、子どもを育てる使命を全うしようと誓いました。

同じように妊活をしていても授からない夫婦もいます。検査をしても原因不明だと言われる人もいます。「子どもが欲しい」いくら願っても叶わないこともあります。
家族というつながりは奇跡であり、同時に毎日の日常であるからこそ気づかない幸せなのです。

【連載】奇跡の連続!子どもを授かり無事に出産すること Part11 ~2人目もまた授からない~ に続く。

この記事を書いた人 まちださやこ 大手教育出版社出身の編集者@株式会社子育て研究所、保育士の資格をもつライター。2児の母。 まちださやこの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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