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イベントレポート:非IT系が「すくすく!子育てエンジニア Meetup」に参加してみて分かった事②
家庭 2018.02.08

イベントレポート:非IT系が「すくすく!子育てエンジニア Meetup」に参加してみて分かった事②

「すくすく!子育てエンジニア Meetup」は、家庭や育児においてもっとエンジニアリングで何か出来るのではないか?解決出来るツールはないのか?というシステムエンジニア視点でナレッジを共有して、家庭に反映させていこうという勉強会です。

なにか革新的な事をやってくれそうな「子育てエンジニア」の取り組み。「家庭内Slack導入までのお話」に続いて15分枠の2発目「庭をプロ家ジェクトとして捉えなおして運営した話」が始まりました。

という事でiOSエンジニアの方です。軽快に自己紹介から始まりました。CI/CDが大好きで「プロジェクト運営の考え方を家庭に適応」という実験的な取り組みをされている模様。

家庭を「プロジェクト」として捉えるというのはどういうことなのか?どうやら仕事で使っている技術そのものというよりかは考え方(特に自動化を進める?CI/CD等…)を適用してみようという事だそうです。

さて家庭をどう考えるかについてですが、ここで急に「家庭は夫婦+n人(n≧0)の子供たちからなる集団」だと語られます。頭が一瞬フリーズしましたが、ああ、夫婦とそこに生まれる子供たちの事だと、なんとか理解することができました。

そして、家庭の目的は「長期にわたって継続的に構成員が幸せであること」これを捉え直すと、家庭とは「PM2人+n人(n≧0)」からなるチームであり、プロジェクトの目的は「最小の労力で構成員の効用を継続的に最大化すること」になるようです…

とにかくエンジニアの方たちの強みとして「自動化・省力化」があるので、あとは夫婦で「お互いがなにを幸福と感じるか」をしっかりと「要件定義」しておけば、最小の労力で簡単に幸福度を上げれるんじゃないかと考えてるというお話でした。

開始3分でこめかみの脈がピクピクしてきました…とにかく語りが早い!畳みかけるように間髪入れずに進んでいくスタイルは圧倒的でした。映画「ソーシャル・ネットワーク」のマークザッカーバーグを彷彿とさせるようなスピード感ですが、周りの人たちにはとくに心拍の乱れを感じません…

ここが興味深かったんですが、家庭というプロジェクトを分化すると構成要素に「感情のやりとり」と「タスクの消化」の2つがあるとします。感情はそれぞれだけれど「タスクの消化」についてはどこの家庭も変わらないはずなので、まずはそれに特化して解決できることは解決してしまえばいいのでは?とのこと。なんともエンジニア的な合理的な考え方だなと。

要するに「抜け漏れのない要件定義、効率的なタスク消化」ができていると「チーム内の良好な関係」を築きやすく「質の高いサービス提供」ができる。ということだそうです。。

そんなこんなで「夫婦間の要件定義」です。まず大事なのは「最低限担保してほしいラインをすり合わせる」とのこと。例えば料理は毎日別のメニューじゃないと嫌だとか、掃除とか洗濯の頻度のこととか。

ここでハッとさせられたのが「人間は割と心地いい事には鈍感で、不快な事には敏感なので、最低限のラインをすり合わせておけば幸福度って上げやすいんじゃないかな」という一言。なるほどそうだよな…

あとは互いの効用関数(何がお互いの快・不快に結びつくか)を把握しておけば、そこのパロメーターをいじって「快に結びつき」かつ「係数が多いパロメーター」に労力を集中的に投下すれば、お互いの幸福度は簡単にあげやすいだろうから…という経済学的な切り口…。なるほど…要するにお互いの快・不快は知っておくことが大事!という事だと思います。たぶん!!

さらに畳みかけるように「情報の集約」「属人性の排除」「自動化・タスクの非同期化」の取り組みについてです。

「情報の集約」→esa.ioに夫婦どちらも知る必要のある情報。使う可能性のある情報を電子化して集約。具体的には、コピペ用に自宅の住所(通販の時に便利)、家電の取説へのリンク(紙が嫌いなのでPDF化)、親戚の住所、食の好み、アレルギー情報(親戚にプレゼントをする際に便利)などなど。

Welcome to esa.io (\( ⁰⊖⁰)/)

「属人性の排除」→夫婦一方に何かあっても家事が問題なく回るように、おおよその家事をマニュアル化。そして必要に応じてesa化。常備薬、レシピ、洗濯の設定、衣服のたたみ方などなど。

「自動化・タスクの非同期化」→ルンバ、ドラム式洗濯乾燥機は分かりますが…はじめて聞いたのは、低温調理器「ANOVA」。これにより火を使った場合と同じような加熱調理ができ、さらに自動化、非同期化ができていいそうです…

ANOVA

たしかにちょっと会社っぽい。

さらに自らアプリ「おうちタイマー」を開発中だそうです!火加減と時間を組み合わせて直列実行できるアプリとのこと…作っちゃうのがすごい…

いよいよ残り時間もわずかというところで「夫婦間の良好な関係=KPT」。なんと家庭でKPTを回すという柔軟な発想。KPTは進めてきたプロジェクトの振り返りをする際に、要素を「Keep」「Problem」「Try」の3つに分けて整理するというフレームワークのこと。

生産的な振り返り方法「KPT」について

月に1回振り返りをするので、嫌なことがあったら、その場ですぐに相手に言う代わりにKPTに書いておく。そして振り返る、ということをやっているそうです。

特にすごいなと思ったのが「もやっとしたとき、イラっとしたとき」は「Problem」に入力。例えばお皿洗いが旦那さんのタスクなのに実行されていなかった場合、直接旦那さんに言うと「おまえタスクの皿洗いをやってないのは悪い!」というニュアンスに受けてしまうところを、KPTに書くことによって「お皿がたまに洗われていないという状況が発生していることにに対して家庭でどう取り組むか」という冷静なアプローチができるというお話。

感情的に反応的にならずにKPTを通すことにより、対峙するのが「人から問題」にシフトされるとのことで、いやーなるほどなと。かなり納得感がありました。

15分とは思えない、かなりボリューミーな内容でした。まるまる理解することができないところもありましたが、家庭のために真剣に取り組む姿勢は胸が熱くなるものがあります。普段考えたこともないシステムエンジニア視点に揺さぶられながらも、1発目の方と同様に「非エンジニアの奥さん」の理解を得ながら、ときには面倒なパートは巻き取りながら、エンジニアリングの導入を進めているところも印象的でした。

次の15分枠の後に10分の休憩が設けられています…続きはまた改めて書きます…

ちなみに「家庭をプロ家ジェクトとして捉えなおして運営した話」のスライド資料はこちらになります。

「家庭をプロ家ジェクトとして捉えなおして運営した話」スライド関連記事:イベントレポート:非IT系が「すくすく!子育てエンジニア Meetup」に参加してみて分かった事①
この記事を書いた人 コミュシル編集部 コミュシル編集部です。記事を通してコミュシルがもっと人と人を繋げる場になるように日々頑張っています。 コミュシル編集部の記事をもっと読む>>
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