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ちょっと気になる不動産投資Vol.2 上級者向け不動産は曲者揃い?!
地域 2018.01.20

ちょっと気になる不動産投資Vol.2 上級者向け不動産は曲者揃い?!

前回は、誰もが思い浮かぶ不動産投資としてアパートやマンション経営、数年前から流行中で、今後の東京オリンピックでさらに需要が高まりそうな民泊やシェアハウス経営についてお伝えしました。
今回はさらに上級者向けの不動産投資についてまとめてみました。

1.不動産競売物件

いわゆる「何らかの事由」(借金、税金の滞納等々)により、住人の住む建物が差し押さえられ、競売に出された物件のことです。
通常の物件よりも「好条件」「掘り出し物」「相場よりだいぶ安い」といった価値の高い物件が出品されることがあるため、多くの投資家がこぞって求めています。
というのも、不動産投資は、シンプルに「安く仕入れて、高く売る」のが基本だからです。
そのため人気のある競売物件ですが、もちろん不動産の知識も必要です。
ある程度学ばないと、なかなかいい物件を見つけるのは難しいものです。

2.事故物件

ここでいう「事故」とは、いわゆる「変死や殺人等、何らかの事件」が起こった物件をいいます。不動産業者には、賃貸・売買希望のお客様に対して、これらを誠実に伝える義務があります。事故物件は一般的に賃貸・売買共に通常よりも安くなる傾向があります。
とはいえ、国土の7割が山地で残りが平地という、人が住む場所がある程度限定されてきた日本においては、長期的に不動産を所有・運営するオーナーにもなると遭遇する確率は当然あります。
「女の人の霊が出る」「以前の住人が自殺してしまった」等、気にするかしないかは、人の心持ち次第。実際に、「安く住めるし、寝るだけだから気にならない」「安く買って、その後リノベーションして住んだ」というケースもあります。

3.海外不動産

主に、東南アジア諸国が人気の海外不動産投資です。東南アジアのリゾート地のヴィラやコンドミニアム等の不動産は、日本では買えないようなラグジュアリーな物件が、現地の地上価格で買えるためキャピタルゲインが得られます。
一方、相当売買実績のある信用度の高い仲介業者を使わないと、詐欺も多いので十分注意が必要です。自分の別荘代わりに年に何度か滞在し、残りは貸し出して収入を得る人も多いようですが、一般的には富裕層向きの不動産投資です。

4.REIT(リート)

REITとは、多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設やマンション等、複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。
一般的な不動産の売買と比べると流動性が高いので、数万円程度の少額から投資できます。銘柄選びや投機するタイミングの判断が必要になってくるため、株式同様に先を読む能力が必要となってきます。

いかがでしたか?

不動産投資の種類のご紹介も次回で最後になりますが、次は「ちょっと変わった不動産投資」についてご紹介していきます。

この記事を書いた人 ナカタニさん 不動産会社勤務の2児ママ。日々外国人の接客で文化のギャップに四苦八苦中。本気で中 国語と英語を学ぶしかないかと思い本屋で語学テキストを買うもなかなか進まず、通訳に お任せする日々を送る。 ナカタニさんの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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