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家族から感じる、人との繋がり
家族 家族 2017.07.04

家族から感じる、人との繋がり

人は、決して1人では生きていけません。
産んでくれた親があり、その親へと命を託したご先祖様があります。それに加えて、共に成長してきた兄弟、友人、先生、近所の知り合い、たくさんの人に支えられ、守られて生きています。
それらの全てが、大小あれども、自分自身に作用して今の自分があると言えるのです。

人との繋がりの中で、最も影響が大きいのは、ほかでもない家族です。
今回はその“家族”との繋がりについて考えていきます。

長所は生まれ持った才能とは限らない

人は生きていく中で、少しずつ人への感謝を忘れて、自分1人で自分の人格を作ったと勘違いしがちです。短所や癖は「親譲りだ」とか、「あの人のせいでこうなった」と思い込む人も多いものです。

長所は、育ててくれた親あってのことだと思えなくなり、自分の才能、自分で確立したものだと信じ込んでしまい、感謝の気持ちが薄れてしまうのです。

しかし、長所や才能さえも、ご祖先様から受け継いだものであり、幼少期に親に教えてもらったことが活かされていることを忘れてはなりません。例えば、目標に向かって努力するという性格そのものが、受け継いだものだということなのです。

感謝や恩を思い出して

人は、身近にいる人ほど感謝、恩を忘れてしまいます。
例えば、自分の親に反抗していた頃は、一番身近な親に感謝のできない状態です。それが、就職、結婚などで親元を離れれば、時々会う両親に優しい気持ちや感謝の気持ちを思い出します。

しかし、その代わりに近くにいる配偶者や子ども、もしくは恋人に、思いやりを忘れがちになってしまいます。これは、人として改めて考える必要がある事柄。
自分を信じてくれる存在を有り難く思わなければならないですし、自分のそばにいてくれること自体に感謝して、大切にしないといけないのです。

家族の繋がりは一生の宝

家族は、この世に命を授けてくれ、自分を一から作り上げてくれた唯一無二の存在です。その繋がりは一生消えることのない事実です。
若いうちは気づきにくいですし、親や兄弟の悪いところばかりに目がいってしまうことも多々あります。

しかし、大人になり、結婚して家族をもつと、子育てや信頼関係構築の難しさに直面します。そして、どんなことがあっても子どもへの愛情は変わらず、むしろ深いものになっていくこと、自分の両親もこのような思いで育ててくれたのかと感じるようになります。
そこで、はじめて心から申し訳ない気持ちになったり、恩返しをしなければと実感するようにもなるのです。

家族を大事に想い、会いに行ったり声を掛けたりして、繋がっていることを示すことが一番の親孝行、家族孝行になることを、改めて意識してみませんか。

この記事を書いた人 まゆ先生 専門家としてTV出演実績もある保育士ライター@株式会社子育て研究所 まゆ先生の記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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