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ビジネスに“大卒”の肩書は必要か
仕事

ビジネスに“大卒”の肩書は必要か

かつての日本では、大学を卒業することは生涯を保証されることと同義でした。

今でもその名残が散見されます。学閥はいまだに顕著であり、財閥系の企業には早稲田・慶應大学卒業者が多く入社しています。国家公務員一種の合格者は東京大学卒業者が依然として一位となっています。この事実だけを踏まえると、親が自分の息子や娘を有名大学に進学させたくなる気持ちもわかります。

しかしながら、就活やビジネスキャリアを考える上で、「大学を卒業している」というブランドが崩壊し始めていることも事実ではないかと思うのです。


「高卒者よりも大卒者の方が一生に得られる給料が多い」と信じている方も多いかと思いますが、現代では就職した会社の規模によって、学歴を逆転できるケースが増えてきているのです。

ひとつ面白いデータがあります。1000人以上が働く企業に勤める高卒者の生涯賃金の平均が2億7890万円に対して、大卒者の生涯賃金の平均が100~999人では2億5610万円、企業規模10~99人では2億1700万円というデータが示されています。

このデータからもわかる通り、必ずしも大卒者ばかりが裕福になるとは限らず、場合によっては高卒の人が生涯賃金で大卒者を上回る状況が発生しているのです。要するに、“大卒”ブランドは崩壊し始めていると言えます。

もっと言えば、学歴によって、仕事の出来る出来ないは図れないとも言えるのです。


それでは、今後訪れるであろう(すでに到来しているかもしれませんが)激動の時代を生き抜くために、学歴に変えて何が必要でしょうか?


僕は仕事を行う上で、特定のスキルやノウハウ、経験を積み重ねることが重要ではないかと考えます。いわゆるプロフェッショナルの必要性です。

専門的な技能や知識を商売にすることこそが、生き残る術ではないかと思うのです。


かつての日本では組織を束ねる能力に長けた、いわゆるジェネラリストが重宝されました。メンバー全員がきちんと管理・統率されていることが最も会社に良い影響を与えると信じられてきたからです。だからこそ企業は「真面目に勉強をしてきた(=教育を施しやすい)」大卒者を一括で採用し、ジェネラリストに育て上げてきたのです。

しかし、激動の時代に突入すると、企業に人材を育てる体力はなくなりますから、ビジネス経験のない学生を雇うことは次第にリスクとみなされることでしょう。

だからこそ、(どの)大学を卒業しているかではなく、誰にも負けない自分の強みは何かを重視していく必要がありそうだと思いませんか?

この記事を書いた人 渡辺快(わたなべかい) 早稲田大学在学中、現役の学生起業家。合同会社Back to Frontを創業者かつ代表を務める。 渡辺快(わたなべかい)の記事をもっと読む>>