ハイパフォーマンスな仕事は良質な睡眠から! 改めて知る「眠り方」
春は人事異動や転勤、引っ越し等々、新生活をスタートする季節。
新しい環境や部署では緊張とストレスも増し、いつもは熟睡できる人でも眠りが浅くなる
人が増えます。この季節は「そういえば、前日の疲れがとれないなぁ……」と感じている
人もいるのではないでしょうか。
すでにご存じの方も多いですが、睡眠は「量」より「質」が大切!
たとえ長時間横になっても熟睡できていないと体に疲労が溜まります。重い体では脳もな
んとなくスッキリしないために仕事にも集中しきれず、結果的に質の高い仕事の遂行にも
支障が出てしまいます。
今回は、そんな新生活を控えている人へ向けて、より生産性の高い仕事ができるようにな
るための「熟睡できる眠り方」のコツについてお伝えします。
理想的な睡眠時間は7~8時間、多忙なビジネスマンは無理だから…
私たち人間の睡眠は、脳を活性化させる「レム睡眠」と休ませる「ノンレム睡眠」の2種類を交互に数回繰り返しています。理想的な睡眠時間は7~8時間といわれ、良質な睡眠の一番のポイントはノンレム睡眠時にいかに深く眠れるかだそうです。
仕事で忙しいビジネスマンにとっては、毎日7~8時間の睡眠時間を取ることが難しい人もいます。だからこそ量より質を向上させる必要があります。
そこで、ぐっすりと眠るコツを5つご紹介します。
1.体温調整
人間の体は温めることで体温が下がり、眠気が高まる仕組みです。かといってただ体を冷やしても逆効果。コツは、寝る前に38~40℃くらいのお風呂に浸かることです。ただ忙しいビジネスマンにとっては、お風呂に入る時間もないかもしれません。そんな時はお風呂おけにお湯を張り「足湯」をしながらのシャワーにしても十分効果はあります。
2.スマホ、パソコン、TVを控える
寝る前に最も避けたいのが、「刺激」です。スマホの「見ながら寝」やパソコンは、寝つきが悪くなります。またTVで刺激の強い番組や映画は、神経が高ぶり眠れなくなる原因になるので控えましょう。
3.飲酒や食事を控える
少なくても寝る前の3時間前くらいに食事を済ませ、寝る直前の飲酒は控えましょう。
胃の消化活動によって熟睡できなくなるばかりか、お酒の利尿作用で何度も目覚める結果
になります。
4.寝室の環境を整える
室温は、「夏は25℃、冬は15℃、湿度が50%」が人間が快適に睡眠する目安です。
部屋の照明も暗めにし、遮光カーテンで外の光が入らないようにしましょう。
5.(起床後)太陽の光を浴びて体内時計を正常化させる
朝、目覚めたらすぐに日光浴することで、体内時計のリズムを正常に保つ効果があります
。
いかがでしたか?
上記でご紹介したコツの他、例えば夜勤が多い人向けには「携帯型日光補助装置」で人工
的に日光浴できるものがあります。また海外出張の多いビジネスマンは、時差の多い地域
での睡眠にも苦労します。
そこで、出張前から現地時間に合わせて生活リズムを調整したり、それも難しい場合は飛行機の機内食を現地の朝、昼、晩時間に合わせたり、現地時間の夜に合わせて仮眠したりするだけでも体内リズム調整には役立ちますので、お試し下さい。