【連載】奇跡の連続!子どもを授かり無事に出産すること Part1~初めての妊娠・流産~
私は、5歳と1歳の姉妹の母です。
二人の子を授かるまでに、何度も辛い経験をしました。もちろん時間もお金もかかりました。
でもその分、人の痛みをより分かるようになりましたし、夫婦の絆も深まりました。
私たち夫婦の経験が、妊娠を望む夫婦に届き、子どもを抱く希望や新しいスタートの一助になればと願います。
初めての妊娠
私は、24歳で結婚しました。
結婚して1年経った頃、そろそろ子どもが欲しいなと思っていた時にすぐ妊娠。
分かったときは本当に嬉しく、初期の段階で無邪気にも両親・友人などに話していました。
同じ頃に妊娠した友人もいて、お互い子どもを抱ける日を楽しみにしていました。
つわりもすぐに始まり、焼き魚の匂いがダメになったり空腹になると強い吐き気が襲ったりしました。それでも「赤ちゃんが育っている証拠よ」という先輩ママたちの言葉を励みにしていました。
流産
クリスマスイブ、妊娠が分かって2回目の検診のことです。
いつものように診察が始まり、私はモニターを眺め、胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)が大きくなってるなと笑顔でいました。
ですが、先生は黙ったまま。
何度も先生がカメラの角度を変えながら確認しています。
何か良くない状態だと感じました。
そして「赤ちゃんの心拍が見えないですね」と宣告されました。
妊娠したら当然そのまま成長し出産するものだと思っていたのです。
予想外の出来事に、私は頭が真っ白になりました。
それでも、しっかり話を聞かなければと気丈に振る舞いました。
「手術をして胎児を出さなければ、あなたの身体によくない」
そのような事を言われました。
診察室から出ると、お腹の大きな妊婦さんたちがたくさんいました。
みんな幸せそう。
私の赤ちゃんはもう死んでしまったんだ。
そういえば、1週間前に突然つわりなくなったな。
その時におかしいって気づけば赤ちゃんは助かったのかな。
守ってあげられなくてごめんね、赤ちゃん。
一気に涙が溢れてきました。
幸せな空間を台無しにしてはいけないと、周囲に気づかれないよう片隅でひっそりと。
病院を出たあと、仕事中の旦那さんに電話しました。
きっと何を言っているかも分からないほど号泣でした。
職場の方が配慮して下さり、旦那さんがすぐに帰ってきました。
赤ちゃんが死んでしまったという悲しさに二人で一晩中泣きました
赤ちゃんとのお別れ
奇跡よ起きて!
そう願い夫婦で手術前日の晩、赤ちゃんのいるお腹をさすりました。
いよいよ手術当日。
診察をしましたが、赤ちゃんの心臓が動くことはありませんでした。
手術が終わり、目を覚ましました。
もうお腹に赤ちゃんはいないんだと思うと、とてもとても悲しく寂しい気持ちになりました。
それからしばらく、何をしていても涙が溢れる日々が続きました。
奇跡の連続!子どもを授かり無事に出産すること Part2 ~流産後の夫婦関係~ に続く。