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LEAN UX のチーム作りに学ぶ
チーム チーム 2017.05.25

LEAN UX のチーム作りに学ぶ

最近LEAN UXという本を読みました。
この本は、ユーザー視点に立ってユーザー体験をデザインしていくための本ですが、この中にチーム作りの項目があります。
そのチーム作りの原則(ルール)が色々なチームやコミュニティに応用できそうだったので紹介します。

色々な分野や立場の人間が1つのチームにすることで、より多くの視点から知見を得ることができます。

チームは10人以下の小規模にし、できるだけ同一の場所にいるようにします。そうすることでコミュニケーションが円滑に進み連帯感も深まります。また、チーム1つにつき1つのプロジェクトに集中するようにすることで常にチームが同じ目的に同じ優先度で取り組むことができます。

目的を持ったチームやコミュニティの場合、何か一生懸命に取り組んでも一向に目的が達成できていない、なんてことはないでしょうか? 取り組んだ成果を予想に頼るのではなくちゃんと計測することで自分たちの取り組みが身を結んでいるかどうかが分かるようになります。

課題焦点型というのは、自分たちの取り組み自体に焦点を当てるのではなく何を達成したいのか、どのような課題を解決したいのか?に焦点を当てて活動するということです。 活動を進めているうちに最初に掲げていた目的が薄れイベントや集まり自体が目的になっていないでしょうか? そのようにならないように、課題を解決することに集中するチーム作りが大事です。

チームやコミュニティの課題を解決するために継続的に取り組みを行います。コミュニティー内で感想を集めたり、インタビューを行ったり、活動の様子を観察して知見を得ます。定期的にそれを行うことで、自分達のコミュニティーや課題に対してより理解が進みます。

スター的振る舞いとは、自らのアイディアや、スポットライトを浴びる立場を他のメンバーと共有しようとしない人を指します。自分の意見を曲げずたのメンバーの言うことを聞かない人もスターと言えるでしょう。エゴが強くスターのように振る舞う人がチームに入ると連帯感が低下し、コミュニケーションロスが発生しチーム内の共通理解を生み出す環境も失われてしまいます。

誰もが、チームやコミュニティを成長させたいと思っていますが、急激にコミュニティを成長させてしまうとコミュニティ自体の受け皿が整っておらず収集がつかなくなってしまいます。はやる気持ちを抑えて、目的を明確にしまずしっかりと学習することが必要です。

失敗を許容するチームは連帯感や「心理的安全性」が向上して様々な挑戦ができるようになります。多くの挑戦をし、失敗しながら最善のソリューションを見つけることが重要なので、安心して失敗できる環境が必要です。

以上、チームやコミュニティにも応用できそうなチーム作りの原則を紹介していきました。

ビジネスのためにコミュニティを作ったわけではないにしろ、目的を持って人が集まっているという観点ではビジネス的チームもコミュニティも似ています。こういったビジネスの本からコミュニティ作りについての知見を得るのも面白いかもしれません。

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