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子どもの春の入園を控えて同級生ママと上手くお付き合いするポイント
家族 家族 2018.03.06

子どもの春の入園を控えて同級生ママと上手くお付き合いするポイント

厳しい寒さの中にも、暖かい陽射しが春を予感させる今日この頃。
4月は「新生活」のイメージがありますが、まさに我が家の長男も今年から年少さんです。私自身、初めて社会に出る息子への心配や不安もありますが、実はそれだけではない胸の内。なぜかというと、これから3年間に渡って保護者会や行事などで親同士の関係づくりが必須となるからです。
そこで同じ園に子どもを通わせるママさんたちと、どのようにどの程度のお付き合いをしていけば良いのか、とあるエピソードを交えてご紹介したいと思います。

経験者ママのエピソード

ある園ママのAさんは、誰にでも話を合わせられる人柄で、沢山のママ達とすぐに連絡先を交換していました。しかし、その中には心の病気を抱えるためにAさんに何かと依存する方がいたそうです。
最初は少しでも力になりたいと話を聞いてあげていたAさんでしたが、ご近所だったため、子育てノイローゼ気味のママ友にいつのまにか子どもを預けられてしまうような関係に。
「それでも、ママ友がリフレッシュできるなら」と、快く引き受けていたAさんでしたが、ある時そのママ友から、「お金を貸して欲しい」と言われてしまったそうです。
最初は少額だったので二つ返事で貸し、しっかりと返してもらえたそうですが、やがてそのママ友から最初の頃の申し訳なさが消え、「すぐ返すからいいよね」とでも言わんばかりに回数が増えていき、最終的には「思わぬ所にお金が必要になってしまい、家賃が払えないから、家賃分を貸して欲しい」と言われてしまったとか。
さすがにAさんもご主人に話し、金額も大きいし、今後もお金は貸せないと話すと、なんとそのママ友からそっけない態度をとられるように。
金銭トラブルにはなっても、同じ園に子どもを通わせるママ同士でもあり、家が近所でもあることから、Aさんはどうするべきか相当に悩みました。

誰にでも起こりうるママ友トラブル

これは金銭まで絡む複雑な内容でしたが、「頼まれたことを断れない」「言いたいことが言えない」などで悩んでいるママさんも意外に多くいらっしゃいます。
この一例だけで考えると、「子どもを預かったり、お金を貸したりする方が甘い」とも思われるかもしれませんが、いざ当事者になると簡単にはNOと言えないものでもあります。
更には、このような事態はいつ自分に起こってもおかしくはないのです。
そのため、前もって「ここまでは許せるけれど、これはダメ」という線引きがママ友とのお付き合いには必要になってきます。

ママ友を批判せず、上手に伝えることが大切

その後もAさんのところには、そのママ友からの頼みごとが続いて心が揺れる時もあったようですが、ご主人とも十分に話し、頼まれた時には考える時間をもらい、迷うようなことは(家族に)相談してから結論を出すことにしたそうです。
そして、断るにしても相手を批判する気持ちで突き放したと感じさせないように丁重に伝える姿勢で接するように努めていったことで、徐々にそのママ友から無理難題を押し付けられることがなくなっていったとのことです。

子供の入園・入学に伴い、今後長く付き合っていく可能性があるママさんとは、最初は一定の距離を保ちながら、お互いの立場を尊重し、親しくなれるかを吟味してみるのも一つの手です。
せっかく子どもが楽しく通おうとしている園ですので、保護者である母親自身も楽しく過ごせる環境でありますように。皆様のご健闘をお祈りいたします。

この記事を書いた人 まゆ先生 専門家としてTV出演実績もある保育士ライター@株式会社子育て研究所 まゆ先生の記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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