コミュニティ チーム 家族 コミュニケーション 寄稿記事/取材依頼/お問い合わせ
家庭の安定に欠かせない「夫婦の繋がり」
家族 家族 2017.07.26

家庭の安定に欠かせない「夫婦の繋がり」

人との繋がりとは、人生において、なくてはならないものです。特に、家族は大きな意味をもちます。
自分を産んでくれた両親との繋がりから、やがて、自分と配偶者の「夫婦」から成る家族の繋がりが生まれていきます。
今回は、家庭の基本である夫婦の繋がりをお伝えします。

結婚というもの

「結婚」への運びには、現在は自由に恋愛する期間を経るものが多いと思います。恋愛結婚が多い今、全く違う環境で育った人と人生を共にする場合も多々あります。
性格や趣味が合って、お互いの相性は良く感じても、結婚となれば恋人の時には見えなかった生活習慣などが鮮明になり、受け入れ難い事も多くあるのはよくある話です。

しかし、相手が長年培ってきた性格は、よほどのことがなければ変えることはできないもの。どちらの言い分も、各家庭環境からすれば正しいというわけです。相手の意見が違うからといって、自分の主張に無理やり相手を合わせようとすると、こじれるのは当然。これは気軽に嫌なものを嫌と言える時代だからこその弱みとも言えます。

ただし、どちらかが歩み寄らなければ「家庭」というものは成立しないのも事実。特に子どもがいる場合、夫婦が違う意見をもって生活すると、いつか子育てが上手くいかなくなるケースもあります。

夫婦の姿を手本に子どもが育つ

子どもは、母親から「人との関わり」を学び、父親から「社会」を学ぶと言います。
母親から学ぶ「人との関わり」は、母親が世間と付き合う姿だけを指すのではありません。実は、「母親が、父親にどのように接しているか」から学ぶことが多いのだそうです。もちろん、外で人とどのように関わるかも子どもはよく見ています。
ただ、一番見ているのは家庭のこと。子育ての基本が家庭とは、まさにこのことです。

子どもは、両親の姿から社会の秩序やルールを学んでいきます。

ここで大切なのは、家族みんなが、お友達感覚ではいけないということ。
父としての威厳が感じられ、母の、父への尊敬がみえる家庭。
そんなふたりの関係を見て育つ子どもは、思春期も難なく乗り越えられると言います。

夫婦として正しく繋がること

“昔は……”という言い方を今の若い世代は嫌いますが、以前はしっかりと地に足をつけて行動できる人が多い世の中でした。これは家庭環境の現れであり、両親との関わりからくるものです。夫婦のしっかりとした繋がりがあればこそ、子どもたちは安心して親についていき、まっすぐに育ちます。

各々の感情のままに相手に合わせてもらうのではなく、子どもの将来のために、改めて夫婦としての価値観を見直し、心で繋がるようにしたいものです。
そうすることが子育てを楽にし、子どもにとっても親にとっても、最良の繋がりを作る第一歩となるでしょう。

この記事を書いた人 まゆ先生 専門家としてTV出演実績もある保育士ライター@株式会社子育て研究所 まゆ先生の記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
家庭の安定に欠かせない「夫婦の繋がり」

この記事が気に入ったら

関連記事