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春に気をつけたい進級時クラス替え 園児のSOSサイン例と対処法
家族 家族 2018.03.16

春に気をつけたい進級時クラス替え 園児のSOSサイン例と対処法

春はクラス替えで子どもの心身のバランスが乱れやすい時期。
仲良しのお友達と同じクラスになれたり、担任が変わらないままだと新しい環境にもスムーズに溶け込みやすいですが、それでも負担を感じる園児が多いのも事実です。
「行きたくない」と泣いて抵抗すると分かりやすいのですが、子どもはまだ自分の心の中を理解できないため、モヤモヤした感情をどう表現してよいか分からず、体調不良で身体が悲鳴をあげてしまうことも!
そこで、そんな子ども達の出すSOSを早期発見するための具体的なサイン例と対処法をご紹介します。

園児のSOSサイン例と対処法

1.幼稚園・保育園の話をしなくなる
緊張や不安の園生活で楽しいと感じる場面が少ないため、おのずと園の話題を避けるように。こんな時は決して無理に聞き出すことは止め、子ども自身から話し出すまで待ってあげましょう。

2.朝起きるのが遅くなったり、朝ごはんを食べるスピードが落ちる
「園に行きたくない」という潜在的な気持ちがそうさせるようになります。夜寝る時間は遅くならないよう、生活リズムは大事にしましょう。そのうえで、朝ごはんを早く食べ終えられるように、おにぎりにして食べやすくしたり、好きなおかず、果物、デザートなど1品添えてあげるなど工夫しましょう。

3.親に対して反抗的になる
モヤモヤした気持ちを信頼のおける親にぶつけるためにする行動です。子どもはストレスを発散して心のバランスをとろうとしているので、親がカッとなって叱ってしまっては子どもも発散する場がなくなり塞ぎ込んでしまいかねません。
「今日も一日園でがんばってきたんだな」と思って、子どもの行動を受け止めてあげましょう。また、公園で一緒に遊んだり、家でスキンシップの時間を作ったり、ストレス発散の機会も設けてあげましょう。

4.おねしょをする、頻尿になる
精神的なストレスが原因で、おねしょをしたり頻尿になる子がいます。おねしょの場合、朝の忙しい時間に仕事が増えるので親はイライラしてしまいそうですが、怒ったり不安な表情は見せないようにしましょう。まずは、子どもを励ましてあげましょう。
頻尿は、行きたいと思っている行動を決して止めさせず行かせてあげることで、徐々に心も落ち着き、自然とトイレの回数も減っていくので、そっと見守りましょう。
「また行くの?」など言ってしまうと更に子どもにストレスをかけるのでNGです。

いかがでしょうか。
一見笑顔でいる子も、春は少なからずストレスを感じる季節です。
家庭内で子どもの行動にしっかりと目を向け、子どものSOSサインを見逃さないようにしましょう。もしサインが出た場合も、焦らず子どもの気持ちに寄り添い、時にはぎゅっと抱きしめてあげましょう。それが何よりも子どもの心に効く薬です。

この記事を書いた人 まちださやこ 大手教育出版社出身の編集者@株式会社子育て研究所、保育士の資格をもつライター。2児の母。 まちださやこの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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