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まだ間に合うフレッシュスタート効果!一年の計は元旦にあり。周囲の人に目標を公言することで効果がアップ!
文化 2018.01.11

まだ間に合うフレッシュスタート効果!一年の計は元旦にあり。周囲の人に目標を公言することで効果がアップ!

お正月の余韻もすっかり薄れてきたように感じますが、2018年「今年こそは達成したいこと」が、おそらく人それぞれなにかしらあるはずです。今回はどうすれば新年の誓いに継続して向き合い、効果的にクリアすることができるのかについて書いていこうと思います。

フレッシュスタート効果に期待する

米ペンシルベニア大学ミルクマン助教授によれば、人は年明けなど「新しいサイクルの始め」を意識すると意欲が高まり、面倒な事にも積極的に挑戦出来るといいいます。これを「フレッシュスタート効果」といい、過去の失敗を忘れ「新しい可能性に満ちた自分」を信じることができるそうです。もちろん年始に限らず、誕生日だったり、月初、週のはじまりの月曜日でも同じことが言えるとのことです。

また、米スクラントン大学のジョン・ノアクロス教授らの研究によると、新年の決意を公言した人のグループと公言しなかったグループを比較した実験では、6ヶ月後にはなんと11倍以上の差をつけて、公言したグループが結果をだしていたとのこと。「有言実行」のほうが胸に秘めているよりも目標達成への意識が希薄になっていくのに一定の歯止めをかけてくれるということでしょう。

ただ、年始に目標を掲げるのは簡単ですし、例えば、周囲の人たちに明確に公言することで成功率を上げられるだろうことは分かりますが、禁煙、ダイエット、ジムに通うなどオーソドックスな目標ではなく、誰かに伝えることができない、知られると差し障りがある目標については、どうすればいいのでしょうか。

初詣でおごそかに誓う

公言できないからといって、自分の胸の中にひそかにしまっていたり、ぼんやり思い浮かべているだけであれば、おそらく達成するどころか、いつの間にか目標すら忘れてしまう事が容易に想像できます。それなら初詣で誓うのはどうでしょう。

神社であれば手水舎で手や口を清めて、明確な作法で鈴を鳴らして二礼二拍手一礼をしながら、お願い事でも願掛けでもなく、新年の誓いをしゃんとするならば、きっとフレッシュな気持ちで目標と向き合えるような気がします。周囲の人になんとなく公言するよりもよほど背筋を正してくれそうです。

初詣を逃してしまっているなら

ただ年末年始の初詣は、有名な神寺は大抵混雑していますし、三が日までに行けないとなんだか時を逸してしまったような気持になります。実際は節分までに行けばよいという考え方もあるようですが、そこはフレッシュスタート効果にも期待して、旧暦の新年である立春2月4日以降に行けるとよいでしょう。

お正月に初詣を済ませている方でも、目標達成のためには「リマインド」がいかに重要かは自明の理なので、もう一度年始に誓った時点から1ヶ月の進捗具合を振り返ってみると、ぐっと成功に近づくと思います。

また年末年始に帰省されていた方は、生活圏で改めて初詣に行けるといいかもしれませんね。誓いの中身は口にできなくても、身近な友人などを誘っていけば、1人でさっと済ませてしまうのと比べると「達成したいことがあるのだ」と半分公言したような形になって、お互いに目標の達成率を上げてくれる事にもなるような気がします。

それにお正月と比べて、旧暦の新年は参拝客が少なくて物寂しいかもしれませんし、夜はあかりが灯ってない可能性もあります。一人で参拝するには少し雰囲気が厳粛すぎるかもしれませんしね。

この記事を書いた人 関口オーギョウチ 埼玉在住。サブカルやマイノリティがつくるコミュニティに関心あり。矯めつ眇めつそこに宿る魂に触れたいなと思ってます。 関口オーギョウチの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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