老後に不安がある30代の私が「介護施設の高齢者から学んだ」人生で大切な5つのこと。
お年寄りは私に人生で大切なことを教えてくれる
高齢者施設で働いてパートの期間を含めて10年経ち、100人以上のお年寄りの人を見てきました。
何より私にとって、ご年配の方は人生の先輩であり、彼らの人生から学ぶことも多かったです。
なので、今回は高齢者介護でわかった人生で大切な5つのことを紹介します。
1、お金は老後ために貯蓄するべき。
やはり、定年後も「お金」が必要です。
超高齢社会に向かう日本において、年金だけの生活はお年寄りには負担が大きいです。
特に重い病気になった時は、かなりの医療費が掛かりますし、介護施設に入所するにも、最低でも月に10万円以上お金がかかります。
また、お金がないから、家族に見放された人もいました。
「金の切れ目が縁の切れ目」と言いますが、ホントに金を失うと同時に家族も失うお年寄りをよくみます。
お金がないというのは老後の人生を大きく左右しますので、私は月に1万円を老後のために貯金しています。
2、家族は大切にする。
とても当たり前のことですが、家族を大事にする人としない人には圧倒的な差を感じます。
家族を大切にしている高齢者はその妻、または夫、息子や娘が一生懸命支えてくれており、病気があっても幸せに暮らしています。
一方、家族を大切にしないで、自由奔放に生きていたあまり、親子の縁を切られている方も少なくありません。
また、病気で寝たきり状態になってから、家族から世話をされずに放置されるかわいそうな高齢者もいました。
将来のために、結婚することも大事ですが、家族も大切にしなければいけないんだと利用者をみては実感します。
3、重い病気は60歳前後でも十分なる可能性アリ。
60歳は仕事から解放され、新しいことを始められるとても楽しい時期です。
しかし、60歳前後で寝たきりになる病気の利用者が2人いました。
最近は若い世代でも認知症になると言われていて、60歳以下でも急に介護が必要になってもおかしくありません。
私の両親はともに60歳を超えており、今は元気に過ごしていますが、いつでも介護状態になってもいいように心がまえています。
それだけでも精神的なショックを和らげることができます。
4、日頃の食生活を気を付ける。
利用者の中で糖尿病を患っている人もよく見かけます。
糖尿病はとても面倒な病気です。
場合によっては一日の糖質やカロリーを制限を受けたり、毎日、針を刺して、インシュリン注射や自身の血糖値を図ったりといろいろやることがあります。
糖尿病の主な原因は「食生活」にあります。
甘いものやご飯などの糖分を取りすぎないことが大切です。
糖尿病などの生活習慣病にならないように、バランスよい食事をすることが大切になります。
5、足の筋力を鍛えた人は長生きをする。
今、私の職場の高齢者には、90歳以上なのに杖を使わないで、元気に過ごしているかたもいます。
その人たちに共通するのは昔短距離の選手だったり、かけっこが得意だったりと若いころから「足を鍛えていた」ことにあります。
また、足の筋力を鍛えてる人は、健康で寿命も長い人が多いです。
逆に鍛えていないと階段が登れなくなり、家での生活が難しくなって、介護施設に入所になる人も結構います。
足の筋力低下は日常生活に影響が大アリなので、若いうちに鍛えておくことがとても大切です。