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ホスティングは面白い! 外国人が日本の「FUTON」に出逢ったら
コミュニケーション コミュニケーション 2018.03.24

ホスティングは面白い! 外国人が日本の「FUTON」に出逢ったら

3月15日からいよいよ民泊事業の登録が始まりましたが、皆さんはご存じでしたか?今までは登録のないホストによる「闇民泊」が相当数あったようですが、今後は登録のない民泊事業者はホストとしてお客様の受け入れが出来なくなるようですので、まだの方はお早めに!

ところで、不動産業を営む筆者も以前からAirbnbでホストをしていますが、ヨーロッパ、アメリカ、アジア等々、世界中のゲストの受け入れをしています。民泊はルールを守ってお互い安心が担保できれば、国際交流できるいい機会だと思います。

日本の「布団文化」はやっぱり珍しい?

ところで、外国人にとって珍しいものと言えばやはり「JAPANESE FUTON(日本式布団)」です。欧米諸国ではベッドで寝るのが当たり前なので、お部屋に布団を敷くというスタイルに若干戸惑いつつも、「これが噂の!」「おお、ガイドブックで読んだ!」といった感じで目を丸くするゲストもいらっしゃいます。」

こうした床に布団を敷くスタイルは、温かいオンドル床の韓国しか筆者はわかりませんが、世界的に見てもやはり珍しいようです。

筆者も今まで色々な国に滞在しましたが、その国のベッドやトイレ、お風呂事情はとても気になるもの。そこで、外国人はこのFUTONをどのように思うのか滞在者に聞いてみました。

肯定派の意見

「ニホンノタタミ、キモチイイ」「タタミにFUTONヲシイテネルト、オチツク」と言ってくれた某アメリカ人夫妻は、かなりの日本好きな方々でした。

アメリカでも流行っているという盆栽や日本庭園を見に来日したため、元々日本様式に親しみを抱いてくれる人にとっては、床で寝ることは抵抗なくできるようでした。

また、「FUTONは面白い」「FUTONの上げ下げはスペース活用になる」といったように、布団を日本の文化の一つとして捉えたり、島国特有のスペースの狭さならではの知恵のように位置付けている方々もいらっしゃいました。

さらには、「(毎朝の上げ下げ)はダイエットになる」「引っ越しがベッドより楽そう」と言った利便性を感じる方々も。

でも、もちろんみんながそう感じる訳ではありません。やはり自国とのギャップで居心地が悪く感じる人もいらっしゃったので、理由を聞いてみました。

否定派の意見

「我々欧米人から見ると面倒。朝から疲れた」「置きっぱなしじゃダメなの?」「自国でもFUTONを使っていた時期があったけれど、1ヵ月間敷きっぱなしだった。毎日上げ下げする意味がわからない」といった貴重な意見もありました。

他には、「日本のFUTONは毎日洗わず、ベランダに干すって本当?汚くない?自国では毎日洗うものだよ」と南の島のカラリとした陽気の国の方は、洗わずに干すことへの抵抗感を感じていらっしゃいました。(もちろんシーツ類は毎回洗いますが、その方の国では掛け布団(?)も薄いのか、毎日洗うそうでした。)

こうして、寝具一つとってもそれぞれの国によって捉え方が違うので、外国から見た「JAPAN」が彼ら外国人にとってどのような風景に見えているのかを知るのも興味深いものです。

それだけでもコミュニケーションが広がっていくのを感じ、改めてホスティングの面白さを感じました。まさに民泊の醍醐味の一つです。

さてさて、今年はどんな国の人が来るでしょうか?楽しみです!

この記事を書いた人 ナカタニさん 不動産会社勤務の2児ママ。日々外国人の接客で文化のギャップに四苦八苦中。本気で中 国語と英語を学ぶしかないかと思い本屋で語学テキストを買うもなかなか進まず、通訳に お任せする日々を送る。 ナカタニさんの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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