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夫がオキシトシンで父になる日
家族 2017.08.25

夫がオキシトシンで父になる日

妻にとって、夫が育児に協力的か否かは、大きな懸案事項である。
長期に渡る子育て期間において、夫婦の役割分担や、自分自身の仕事のキャリアを考える上では避けては通れない。

2016年に33か国で調査された「子持ちの有配偶男性の家事・家族ケア分担率」の結果を見る限り、日本は最下位。日本の男性が育児に参加しないのは客観的な事実のようだ。
それでも、数年前からは女性誌やメディアで「イクメン」に関する記事や情報を見聞きする機会が増えたので、日本の社会も変わろうとしていることは窺える。

街でも抱っこ紐で歩く男性が増えたのは、それだけ抱っこ紐姿に抵抗のないパパが増えたのだろう。
「イクメン」という言葉が流通することで、男性も育児に参加するハードルが少し下がったのではないだろうか。

パパは子どもと触れ合うことでオキシトシンが分泌される!?

実は、日常的に抱っこして子どもに触れ合うことで、男性にもオキシトシンが分泌されるという研究がある。オキシトシンとは、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」などと言われるホルモンだ。
より子どもに関わろうという意識も芽生えていくという研究もあるので、子どもが産まれたら積極的にパパにも赤ちゃんに触れ合う時間を設けるのは効果があるようだ。
つまり、パパの育児参加を促すチャンスは、産まれた瞬間から始まっている。
とはいえ、我が家には抱っこ紐を頑なに拒否した夫も現実にはいるので、世の中のママも「そうそう簡単にはいかないわよね」と思う意見も多いはず。

子どもが大きくなってからでも遅くない、パパと子の触れ合い

そんな中、ママが髪を振り乱しながら一番手のかかる育児期間を乗り越え、ひと段落した頃、夫たちが突如“パパ”をやり出すことがある。
週末の1時間程度子どもを公園に遊びに連れ出し、「俺ってイクメンだよね」と、誇らしげ親戚にまで語る夫。
オムツ(おしっこのみ)を取り替えただけで、うんちになると速やかにバトンタッチを申し出る夫。
子守りをお願いしたら、テレビをずっと見せ続け、たらふくスナック菓子を食べさせた上に「子守りなんて楽だね。おまえ、なんでそんなにいつも大変って言ってるの?」と笑顔で語る夫。

そんな夫たちに苛立ちを感じつつも、ここは夫が“パパ”に変身する最後のチャンス!
週に1度、例え1時間でも子どもと触れ合い、子どもが満足顔を見せれば、やがて夫にもオキシトシンが分泌される日が来るかもしれない。
だから夫がパパになるのは、抱っこ紐時代が過ぎても遅くないのだ。

夫が最初からイクメンでなくても、子どもと少しずつ関係を育めるように、ママの辛抱はもう少し続いていく。

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>>
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