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麺の歴史を紐解くと
文化 2017.12.09

麺の歴史を紐解くと

かつて魯迅が「民族的なものこそ、世界的なもの」と言ったように、今私たちが世界中でよく触れているワールドワイドだと思っているものも、その起源を遡ればどこかの民族や国まで辿り着くことはよくある。
麺の歴史はその最たるもので、大学生時代文化人類学の講義で受けた麺の話は今でも印象深い。
日本でも馴染み深い麺料理はいろいろあり、蕎麦、うどん、ラーメン、パスタ等、手軽に食べられ、多くの人から長年愛されてきた歴史がある。

麺はユーラシア大陸を横断

昔、日本テレビで1999年から2000年にかけて放映された「電波少年系麺ロードの旅」という番組があったが、当時は興味深く見ていた視聴者の一人だった。
どのような番組かというと、お笑い芸人のタイムトラベラーさん(現在は解散)が世界各地の麺料理を食しながら、究極のオリジナル麺料理を完成させるという壮大なもので、当時世界中を旅したくて仕方ない筆者にとっては垂涎の的だった。
どうやら麺の起源は中国や地中海、メソポタミア地方など諸説あるようだが、食べる道具が発達した地域で食されてきたようで、手食が基本の国では当然ながら広まらなかったらしい。
そのため、麺はシルクロードを使って各国で独自の食文化として発達し、手食の習慣のある西アジアやアラブ圏は迂回しつつ、西はイタリア、東は中国までの長い道のりを渡ったようである。
中央アジア圏では、具材を皮で包んだ餃子に似た料理が各地で見られるが、これもまた麺から派生した麺料理の一部である。

インスタントラーメンを世界に広めた安藤百福

麺といえばこの人は外せないのが、日本のインスタントラーメン「カップヌードル」の発明者である日清食品創業者の安藤百福も、また麺の歴史を紐解くべく1987年に「麺の系譜研究会」を創設している。
自社を一大ブランドに押し上げたラーメンの起源について探りたいと調査発足させたというので、カップヌードルを世界にまで広めた功績だけでもすごいのに、麺の歴史まで紐解こうとする姿勢はさすがとしかいいようがない。
さてそんな安藤百福だが、来年秋ついに自身がモデルのNHK朝ドラが始まるそうだ。
筆者の子ども時代にはまだあまり認知度のなかった安藤百福も、現在は書店へ行けば日本の偉人伝コーナーで見かけるようになり、公立図書館にも置いてあるメジャーぶりである。

筆者も昨年たまたま子どもが借りてきたマンガの偉人伝を読んだが、戦後の貧しい当時での商品開発は相当苦労したようだ。興味がある人には、偉人マンガでも書籍でも何でもいいので触れてほしい。

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>>
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