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子どもに公共マナーを理解させるコツ①
家族 家族 2017.12.30

子どもに公共マナーを理解させるコツ①

やんちゃで可愛い盛りの未就学児をもつママも、小学校入学が近づくに連れて気になり始めるのが、「子どもの公共マナー」問題。
来春からは、いよいよ小学校に一人で登下校をする我が子がきちんとマナーを守れるか、また学校では挨拶や受け答えができるか、考えるだけでドキドキしてしまいますね。
子どもが小さいうちからでも、周囲の人と円滑なコミュニケーションを取る一つの手段としてマナーを身につけておくことは、将来決して損にはなりません。
あれやこれやと心配する前に、最低限身につけておくべきマナーを家庭でも教えていきたいものです。そのため、まず最初に身につけたいことは挨拶です。

挨拶は自分からできるのがベスト

挨拶は、人とのコミュニケーションの基本中の基本です。
小学校までの通学路では、ボランティアで子どもの安全を見守ってくれる人が立っていたり、保護者有志が順番で巡回を行っていたりする地域もあります。
先生や友達だけではなく通学路に立ってくれている人達にも、子どもが自分から挨拶できるように、普段から家でも声をかけていきましょう。

親子で「挨拶美人」に

子どもが「明るく・元気に・誰にでも」挨拶できるようになるためには、時間と経験が必要です。そのため、小さい頃からの挨拶の習慣化が大切ですが、その際子どものロールモデルになるのは、「一番身近にいるお父さんやお母さん」などの家族です。

1 お父さんやお母さんから、朝一番にステキな挨拶を子どもにかけてあげることで、子どもも明るい気持ちになります。そして“挨拶されると気持ちがいい”という経験をさせることで、子どもも自然に挨拶をしようという気持ちになります。
2 入学当初は通学路の確認も兼ねて朝一緒に登校する親子もよく見かけます。その時に、お父さんやお母さんも一緒に挨拶をすることで、“挨拶ってちょっと恥ずかしい”と思っている子どもの背中を優しく押してあげることができます。
3 ゲーム方式で「今日は、自分から元気よく10人に挨拶できたらクリア」「明日は20人」といったように、子どもとその日の目標を決めてみると、楽しく取り組むことができます。
4 子どもが率先して自分から挨拶ができたら、その時はたくさん褒めましょう。褒められることで子どもも嬉しくなり、続けやすくなります。

マナーを教える上で最も大切なこと、それは「相手を思いやる心のありかた」を理解することです。
マナーは、時には「ただの型」のように捉えられがちですが、このような心をもつことで、どんな小さな子どもでも周囲へ気配りができるようになります。
心が整うと、行動も変わっていくのです。

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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