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かわいい子には、旅をさせよ ~お泊り保育 後編~
家族 家族 2017.09.21

かわいい子には、旅をさせよ ~お泊り保育 後編~

かわいい子には、旅をさせよ~お泊り保育 前編~の続きです。
我が子(5歳長女)の『お泊り保育』体験から母親として感じたことをお伝えします。
前編では、抵抗する娘に心を鬼にしてお泊まり保育に送り出すまでを記しました。

お泊まり保育のリアルタイム写真掲載

今の時代はすごいですね。お泊り保育の今の様子が、写真でネット上にUPされます。リアルタイムで離れている子の様子が分かるのです。保護者へのアカウンタビリティもサービスの一環なのでしょう。

どきどきしながら娘を探します。約170人いる生徒の中から探し出すのも一苦労です。なんとか端っこに小さく写る娘の横顔。そこには楽しそうに製作をしたり、カレーを食べる様子がありました。友達と力を合わせて布団を運んだりとちょっぴりお姉さんな姿も。送り出して良かったとホッと一安心です。
母としては、心の成長が見られ嬉しくて涙が出てきました。

ただ、リアルタイムで見られると困ったことも。娘の様子が気になってばかりでPCの前にちょくちょく行く私。さすがに頑張っている娘と先生がたを信頼しようと思い直し、途中からは見るのをやめました。私も母として少し成長した瞬間でしょうか。

ちょっぴりたくましく

朝、どきどきのお迎えです。私を見つけると娘が笑顔で駆け寄ってきました。
先生からは「すぐに泣き止みましたよ。でも一番楽しかったことを絵で描いた時に、キャンプファイヤーの絵の隣に『ママすき』って書いてました。今日はゆっくりしてあげてください。」と。娘は、小さな身体と心で頑張ったんだなと感じました。

帰ってからも、楽しかった出来事を色々と話してくれた娘。「不安を乗り越えた」という自信になったと思います。また、よくケンカする妹にも優しくお世話するように。

いつも素直でいられる家族という存在のありがたさを分かったのかもしれません。

先生方に感謝

さいごに、怪我なく元気に楽しめたのは、先生方のサポートがあってこそです。
一晩中子どもたちを見るのは本当に大変なことだと思います。「初めて親と離れて寝る」という経験は、来年から始まる小学校生活へのステップになることでしょう。

今回のように、親以外のたくさんの人に支えられていることを子どもたちは実感したと思います。参加させないという選択肢もありましたが、私はやっぱり参加させて良かったです。

きっと、先生や友達と過ごしたかけがえのない時間は娘の宝物になったでしょう。
そして、私にとっても、より一層娘を愛おしく、つながりを深く感じる時間になりました。

この記事を書いた人 まちださやこ 大手教育出版社出身の編集者@株式会社子育て研究所、保育士の資格をもつライター。2児の母。 まちださやこの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
かわいい子には、旅をさせよ ~お泊り保育 後編~

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