起業する上で大事にすることとは?学生起業家が意識すべき3要素
今回は、学生起業家である自分が、これから起業しようと考えている学生の方や、すでに学生起業家として活動している人向けに、「学生のうちに起業する上で意識すべき要素」を3つに絞ってご紹介したいと思います。
1.失敗を恐れず、気軽に失敗しろ!
学生で起業をすると、ビジネスの経験が乏しいため、不安に駆られることがあります。
かくいう自分も、大人を相手にしたコミュニケーションの取り方やビジネスマナーがわからず苦労し、契約書の作成や商習慣に慣れるのには時間がかかりました。
学生である以上社会経験がないため、うまく行かず思い悩むことはいつものことです。
でも、失敗を恐れて何もしないのでは進歩がありません。そういう点においては、むしろ「気軽に失敗ができる」のは学生の特権だと思います。
実際、学生の間はいくら失敗しても取り返しがつきますし、周りの大学生ができない良い経験だと捉えることができます。どんどんチャレンジをして、オンリーワンの経験を積みたいものです。
2.いろんな人と会って場数を踏め!
起業してわかったことの一つに、「人は本当に多種多様」だということがあります。
前回の経験を踏まえて会話しようとしたり、相手が何を求めているかアタリをつけてみようとするのですが、毎度ことごとく外れます。悔しいと思う反面、いつも新鮮な感覚を感じ、一筋縄にいかない、同じことをしていても通用しない現実に毎回直面する日々。大変だけど面白い。まさに、これこそがビジネスだと実感しています。
特に、自分の場合は様々なバッググランドを持った方とお会いする機会が多いので、もっとたくさんの方とお会いして、様々な経験を積むことができればと思います。
起業するか否かに関わらず、いろんな人と接するのは大事なことではないかと思います。
3.社会的な責任は自覚しろ!そして経験者から学べ!
今は誰でも簡単にビジネスができるようになったことは周知の事実です。
ひと昔前までは、会社を起こすにも資本金の下限が法律で決まっていたし、今と比べると「すぐに起業」という選択肢もあまり普及していなかったかもしれません。
個人事業主としての活動はもちろん、いざ会社を作るとなっても合同会社がある今、起業のハードルは随分と低くなりました。
しかし、起業することの重大性に気づいていない学生は多いように感じます。
実際、ビジネスをする上では様々な人との間に利害関係が生まれ、それ故に自らの行動一つ一つに大きなインパクトが生まれます。このことは、身をもって経験していくしかありません。
「起業」と聞くと、どうしてもイキイキした実業家や外車を乗り回す社長、またキラキラした女性起業家など、華やかでカッコいい側面やイメージを思い浮かべる人は多いかもしれませんが、現実はそこまで甘くないと思います。
その点、大人は経験がある分、見ていると本当に冷静です。学生で起業するなら、謙虚な姿勢でこうした大人の経験者たちに学び、盗む姿勢こそ重要ではないかと思います。