チームが崩壊に向かうタイプのリーダー
チームワークが良い組織は、効率良く成果を発揮できます。
リーダー・部下とも自分の意見が言える風通しのよいチームで働けるのが理想ですよね。
しかし、残念ながらチームワークの良さを保つのは難しいものです。ちょっとしたことでチームワークが乱れ、崩壊に向かってしまうのです。
チームワークで重要な鍵を持つのが「リーダー」です。
実体験を元に、チームが崩壊に向かう2タイプのリーダーを紹介します。
タイプ1:褒めないリーダー
私自身、過去に色々なリーダーの下で仕事をしてきましたが、褒めて伸ばすタイプのリーダーの時はチームに活気がありました。
褒められれば誰でも嬉しい気持ちになり、上司に理解されていると実感できるので、モチベーションが上がります。また、褒められることを通じて、「こういう行動をするといい結果につながるのだな」と気づきを得られます。
その反面、褒めないリーダーだとモチベーションが下がっていきます。
自分を理解してもらえていないと感じ、リーダーとコミュニケーションとることを止めてしまうきっかけになります。中には叱ることが多いリーダーもいました。誰だって叱られれば嫌な気持ちになりますよね。そこで「なにくそ」と奮起してくれればいいのですが、叱られ続けるとやる気を失ってしまう人が大半です。
タイプ2:部下をコントロールしようとするリーダー
このタイプのリーダーの下で一度だけ仕事をしましたが、チームの崩壊はあっという間にやってきました。
仕事を細かく指示し、自分の思い描く仕事のやり方でないと不満を言います。部下に仕事を任せられずすべてに関わりたがります。
つまりは自分の思い通りにいかないとすまないタイプです。部下は自由な発想ややり方が出来ず、リーダーを嫌うようになるのです。そうなると、「あの人には何を言っても無駄だ」「何を言っても変わらないから言うのをやめよう」という諦めムードであふれ、誰も本音を言わなくなってしまいます。
リーダーは「嫌われるのも仕事」と勘違いし、自分を改めようとせず、負のスパイラルに陥るのです。こうなるとチームを立て直すのは非常に困難な状態になります。
あなたの周りにもこんなリーダーはいませんか?
もしあなたの上司がこの2タイプに当てはまったとしても諦めないでください。
褒めないリーダーは「上手な褒め方を知らない」だけ。
日常の何気ない場面で「声のトーンが聞き取りやすいですね」「会議資料が分かりやすいです。参考にします。」などさりげなく相手の長所を褒めましょう。リーダーは、心に響く褒め方に気づくはずです。
部下をコントロールしようとするリーダーは“大きな不安を抱えている、そして孤独”の状態の表れなのです。
不安に寄り添い、支え合うチームがあることに気づいてもらいましょう。