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パパの方が得意かも!?子供の寝かしつけでする「素話」が絵本の 読み聞かせより言語コミュニケーション力をアップさせる?
家族 家族 2018.03.03

パパの方が得意かも!?子供の寝かしつけでする「素話」が絵本の 読み聞かせより言語コミュニケーション力をアップさせる?

我が子の寝かしつけの「読み聞かせ」タイムは、子供にとって楽しみの一つですが、仕事の上に家事や育児で忙しいママにとっては何冊もせがまれて(子供は可愛いけれど……大変!)と思っている人も多いかもしれません。
そんな時に、ちょっと趣向を変えた「素話(すばなし)」はいかがですか?
しかも、ママよりパパの方が創作上手だったりするので、パパに寝かしつけのバトンタッチも実現するかもしれません!
そこで、今回はコミュニケーション力アップも期待できる楽しい素話についてご紹介します。

絵本好きだったはずが、児童書になると本嫌いに…なぜ?

「むかーしむかし、あるところに……」から始まる「桃太郎」「かぐや姫」「浦島太郎」などの昔話は、子供時代の私たちも暗記するほどを読み聞かせしてもらいましたね。
絵本はお話の楽しさに加えて、絵の美しさやカラフルな色づかい、イキイキとした登場人物の表情などに、子供も魅入りながらよく聞いてくれるものです。
ところが、やがて絵本から「絵」がなくなり文字が中心の児童書になると、急に本離れしてしまう子がいます。
「絵本があんなに好きだったはずだったのに?どうして?」と驚くママもいるかもしれませんが、実は視覚(絵)から得た刺激がなくなることで、物語を理解するための情報がお子さんの頭に入らなくなってしまう場合もあるのです。特に、一人で絵本を眺めているタイプのお子さんの中には、物語の内容より絵そのものを鑑賞して満足していることもあります。
そこで、ストーリーそのものや登場人物の心象を、より子供の心に届けやすいのが「素話」です。素話に用いられるのは、既に有名な昔話の他にも、親の創作話でもいいのです。

「素話」それは作り話のこと。でも子供の想像力が無限になる魔法のお話

そうはいっても、「絵本も見ずにお話なんて……何を話せばいいの?」
と戸惑うパパやママもいるかもしれません。
でも今までのお子さんの様子を見てきた中で、好きなもの(キャラクター、食べ物、場所など)を使った簡単な短いお話でも十分です。
例えば、既存の昔話と現代をミックスした創作話や、映画のワンシーンとのミックス、家族のある日のエピソードを膨らませたものや、知っているキャラクターが出てくる想像のお話、我が子が主役のお話等々……素話は無限かつ自由にすることができます。

【素話のメリット】
・自由な発想で、無限にストーリーを語れる楽しさを親子で楽しめる。
・子供の興味関心に応じたお話を創作することで、より子供の気を引くことができる。
・絵がない分、より子供が話の内容に集中する。
・話し言葉で語れるので、子供に言葉の習得を促せる。
・好きな/身近な登場人物を設定することで、子供もその人物の気持ちを想像しやすくなり、コミュニケーション力が養われる。
・既存の昔話にはないドキドキ感やハラハラ感なども挿入し、アドベンチャー感覚で楽しめる。
・より集中して聞くので、お受験の試験に出てくる「話の記憶」のトレーニングにも最適。

素話のメリットは、ざっと書いただけでもこんなにあります。
我が家の素話担当はもっぱら夫ですが、1週間かけてスターウォーズばりの壮大な即興物語を語るので、子供達の記憶力も向上したような気がします。(子供達は、こういうお話はよーく覚えているのです。)
皆さんも、お子さんと素話を楽しんでみてはいかがですか?

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>> 最新記事を毎日お届け
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