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コミュニティ・スクールの理想と現実
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コミュニティ・スクールの理想と現実

最近、よく耳にするようになった「コミュニティ・スクール」。
いったいどんなものなのでしょうか。コミュニティ・スクールの理想と現実をわかりやすく紹介します。

コミュニティ・スクールとは

「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」は、学校と保護者や地域住民がともに知恵を出し合ってつくりあげる学校です。公立の学校運営や課題に対して意見を反映させる「学校運営協議会」 を設置している学校を指します。
一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え「地域とともにある学校づくり」を進める法律(地教行法第47条の6)に基づいた仕組みです。
子どもや学校の抱える課題の解決、未来を担う子どもたちの豊かな成長のためには、社会総掛かりでの教育の実現が不可欠という観点から、保護者・地域住民・教員が対等の立場で学校運営に当たることをねらいとして導入されました。

2000年に出された政府の教育改革国民会議の報告を基に創設された制度で、2004年9月からスタートしました。2011年3月の東日本大震災で、地域と学校の「絆」が改めて再認識されたことで、「コミュニティ・スクール」が注目されています。

現在のコミュニティ・スクール

スタート当初、市民が学校現場を監視する制度であるとして、教育関係者の一部から強い反発を受けました。「部外者は絶対に入り込ませない!」「それ以上、近寄るな!」との暗黙のメッセージが込められていたわけです。

しかし、「大きな権限を持つ学校運営協議会」に戸惑ったのは保護者や地域住民も同じでした。そこには日本の社会に強く根差した学校観も関係しているようです。指導力不足等、不適格教員がいる場合は「学校に対して意見を述べることができる」のですが、そのような意見を言うことを敬遠するのです。そして、実動部隊として学校支援することが主になるのです。

結局、現在は保護者や地域住民らによる「学校応援団」的な組織として学校運営協議会を位置づけているところがほとんどを占めているようです。

文部科学省は「学校運営協議会は、学校の良きパートナーになるものです」と明言しています。多くのコミュニティ・スクールが学校運営協議会学校運営の計画と報告を、ただ追認するだけの機関となってしまっている今。
私は、理想の形になるよう保護者の意識を変えていくことが先決だと考えます。

あなたの町の「コミュニティ・スクール」はどうですか?

この記事を書いた人 まちださやこ 大手教育出版社出身の編集者@株式会社子育て研究所、保育士の資格をもつライター。2児の母。 まちださやこの記事をもっと読む>>