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孤育てママは話したいのだ!
子育て

孤育てママは話したいのだ!

いまや“孤育て”は、一人でがんばって育児する母親だけの問題ではなく、核家族化や少子化が進む中で生じた社会問題。
夫にもっと協力してほしいけれど、うまく言えない。言っても「(育休中で)子育てしかしてないのに何言ってるの?」と言われて取り合ってもらえない。そんな話をよく聞きます。

孤独と子育てを掛け合わせた造語である“孤育て”を辞書で調べると、「夫や親族の協力も得られず、近所との付き合いもなく孤立した中で母親が子供を育てている状態」をいうそうで、都会ではその数も顕著に増えるとか。
我が子は可愛い。でも正直24時間育児はしんどい。
朝から晩まで気の休まる間もなく育児している自分の顔を、ふと洗面台の鏡で見たときに、(あっ…老けた)と気づき、また暗い気持ちになるという経験は、子どもを育てた人には誰もが通る道ではないでしょうか?

孤独にならないように

産後、まだ育児にピンとこないうちから容赦なく直面する孤育ての日々を、何か変えたい、またはちょっと誰かと気持ちを共有したい、人と話すきっかけがほしい、出掛けて何かを楽しみたい。
そんなささやかな思いで、筆者も当時は子育てセンターや児童館に足を運んだり、ママサークルに入ったりしてみました。
実際、子育て系のイベントへ行ってみると、すごい数の親子で溢れかえっていることもあり、逆に気後れしたこともあります。それほど、ママたちは育児で煮詰まらないように“集える場”を求めているということなのでしょう。
そこでは、女友達になるまではいかずとも、同じような月齢の子どもを介してママ同士もその時期ごとの育児の悩みを話し合えるので、いい気分転換にもなるのです。
「あ、今日初めて人と話したかも」「私も」「うちも主人が朝早くて夜遅いから、私の独り言がすごい増えちゃって」「わかる~」などと、自分の感じている孤独をママたちの共感で中和することで、帰宅後も落ち着いて育児ができるという話もよく聞きます。
こうして、ママたちは一見楽し気に、日中から子どもを連れて児童館に遊びに出かけているようにパパからは見えているのかもしれませんが、実際は見えていることが全てではないのです。

孤育てママの孤独感は、どうすれば和らぐでしょうか。
夫が完全なるイクメンになること?
それとも家政婦やベビーシッターを雇える位の経済力?
でも周囲を見渡す限り、その両方あってもやはり孤独を感じる人は存在しています。
もちろん育児は手助けが多いに越したことはないのですが、物理的な手助けよりも求められていること、それは孤独な気持ちに寄り添うことです。
集いの場でもよく見られる光景ですが、ちょっとした会話でママ達の疲れた表情は生き生きとした本来の姿に戻るのです。
話すこと。それは孤独を抱えた心のデトックスなのです。

この記事を書いた人 おおつかけいこ 教師歴10年の経験をもつ教育者。ライティングの「ものかき」でマネージャーを務めるほか幼児教室も主宰 おおつかけいこの記事をもっと読む>>