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親としての向き合い方
子育て

親としての向き合い方

私には、兄と妹がいます。真ん中だった兄弟構成から、私はお父さんっ子で育ちました。父親が良くしてくれたので、特に寂しい記憶はありません。しかし、母親に対して不満はないものの、兄妹への態度と自分への態度の差を感じたことが、なかった訳ではありません。やはり母親の存在は、子どもながらに特別だったのでしょう。

そんな私も親になり、ついに2人目を迎えようとしています。そして、長男には、優しい兄になって欲しいなと望んでいます。
以前から「下の子が生まれるときは、上の子の対応に、より注意しないといけない」と耳にしていた私は、授かった時から、特に注意深く長男に愛情表現をするように心掛けました。幸い、2歳の息子に目立った赤ちゃん返りはなく、今も、弟の誕生を楽しみにしています。

しかし、本番はこれから。実際に弟が生まれてきて、親の手がそちらにばかり向くようになったら、どうなるのでしょうか……。
私は息子に話します。
「赤ちゃんが産まれたら、お母さんは、病院にお泊まりして、少しの間、赤ちゃんと2人だけで過ごすことになるけど、いつもあなたのこと、大好きだからね」と。
息子はまだよく分かっていないと思いますが、うんうんと頷いて聞き、ギューっとくっついてきます。

皆さんのご家庭はどうですか?
どの子を優先に育てていますか?

これは兄弟姉妹の数に関わらずのことですが、生まれた順に手を掛けることが大事なのだと聞いたことがあります。
下の子ができると、親はつい、下の子に目が行きがちです。例えば、「ちょっと待ってて」は上の子に使いがち、おやつは待てないからと下の子からあげ……抱っこの回数や、遊んであげる時間も、下の子が多くなる家庭が多いということです。
「下の子は我慢できないんだから仕方ない」や「上の子は先に生まれた分だけ愛情をもらっているから、もう十分」という意見もありますが、果たしてそうでしょうか。

上の子は、赤ちゃんが親の視線や自分と関わる時間をほとんど奪ってしまったと感じるのではないでしょうか。過去に愛情をたくさんかけたことは素晴らしいのですが、子どもに理解させるのは酷です。今現在の愛情がどこに向いているのかに、子どもは敏感に反応し、心に溜めていきます。
下の子ばかりかわいがっていたとしたら、上の子の嫉妬の感情はセーブできるものではありません。下の子に陰で意地悪をしたり、下の子のイタズラが許せなかったりする場合、それはもしかしたら、愛情不足かもしれないのです。

それを回避するための方法として、先ほど述べた「生まれた順に優先する」という考え方があります。
決して、上の子には教育熱心にするとか、厳しくしつけるとか、そういうことではない、もっと日常的な話です。

例えば、おやつを分けるなら、上の子が1番多く。ご飯を配るのは、お父さん、お母さんの順はもちろん、次は上の子から。授乳に興味を持つなら、上の子にも飲ませる、抱っこをせがむなら、下の子を少し泣かせておいても上の子を抱っこする。また、喧嘩をするようなると、悪者になってしまうのはたいてい上の子。こんな場合は、子ども同士の喧嘩で大怪我につながらないなら、したいようにさせておくのも良いでしょう。

上の子を信頼して手を掛けてあげると、自ずと上は下に優しくできるようになるのです。親が子どもを信じて愛情をかければ、上の子が思い上がることはありません。下の子には「生まれたのが早いから」と幼い頃から伝えていれば、それで納得してくれます。
こうして、自然と下の子に優しくできるようになり、親が言わなくとも子ども自らできるようになるのです。

子どもの純粋なやる気を、育てるのも摘むのも親次第です。
今からでも遅くない、上の子優先法を、ぜひ試してみてください。

この記事を書いた人 まゆ先生 専門家としてTV出演実績もある保育士ライター@株式会社子育て研究所 まゆ先生の記事をもっと読む>>