活躍している経営者を見て実感!ビジネスコミュニケーションとは 「相手の状況に注意」すること
ビジネスの世界では、よく「コミュニケーション力」が話題になります。
就活の面接、社内会議、営業など、様々な場面でコミュニケーションが重要となるため、その能力が高いかどうかは、みんなが注目するのです。
今回はビジネスに必要なコミュニケーションスキルのお話をします。もちろん若造の自分が偉そうに語れることでもないので、自分がお会いしてきた方をヒントに考えてみたいと思います。
話が上手な人ほど、相手をよく見ている!?
いろいろ方にお会いする機会がありますが、実にしゃべり方は様々だと感じます。
一見共通点がないようにも思えるのですが、喋りが上手な人は「相手をよく観察している」ように感じます。
以前、ある取引先の事務所にお邪魔して打合せをしているときに、社長に今後ビジネスがどう展開していくのかを伺ったところ、返ってきたのが専門的な話だったので自分が思わず「?」という表情をしてしまったようです。ところが私のその表情を一瞬で察してくれたのか、その社長は私にもう一度わかりやすく説明し直して下さったのです。
コミュニケーションは相手があって成り立つものですから、この社長のように常に「相手の状況に注意する」ことが大切ではないかと思います。
「相手目線」は営業でも効果的!
明確なビジョン・目的を持って起業した人ほど、自分のビジネスに情熱があるため、ついつい話し込んでしまうことがあるかもわかりません。しかしながら、その話を聞いている相手は退屈していたり、話を理解できないで困っているかもしれません。
「つまらない奴だ」と思われてしまったり、「何か難しいことを考えている人で、自分とは合わないかもしれない」と思われてしまっては、せっかくの良い発想も台無しです。
以前、ある番組で自分の商売の良さばかりを語ってもダメだということを聞いた覚えがあります。
むしろ自分の商品・サービスが聞き手に対し、どのように貢献できるかを説明するのが効果的だそうで、相手が求めていることがどういうもの・ことかを捉えることは、まさに「相手の状況に注意する」ことではないでしょうか?
話すだけがコミュニケーションではない
ところで、コミュニケーションにおいては話が上手いばかりでなく、聞き上手も有効ではないかと思います。
聞き上手でコミュニケーションを円滑にしている経営者の方もいらっしゃいますが、リアクションや相槌の入れ方が本当に絶妙なのです。
「よく聞く」ことも「相手の状況に注意する」こと。
営業マン然り、話し上手が多いビジネスの世界で、聞き上手は貴重かもわかりません。生き残りをかけて「貴重」な存在を目指すのも一つの戦略になり得るかもしれないですね。